ROYAL MILK WEDDING
プロフィールムービーの自作を快適に|プロが教える裏技
プロフィールムービー(生い立ちビデオ)と言えば、結婚式で定番の披露宴演出アイテムの一つですよね!
成長の写真を音楽とともにムービーに仕上げるのは、今やパソコンと編集ソフトがあれば気軽にできるようになりました。
しかし、結婚式の準備で初めて編集ソフトを使うという方も多いのではないでしょうか?
・写真を取り込んだけど編集ソフトでの取り込みがわからない
・編集が完了したけど、映像の書き出しがわからない
・DVDの再生がおかしい
・会場のスクリーンが4:3とか16:9で文字が切れてしまう
様々なプロフィームービー自作の注意点と裏技をまとめてみました!

①DVDに書き出したら文字が切れている
結婚式の準備も忙しい中、時間をかけて完成した映像をいざDVDに書き出してみると、文字が切れてしまって映像に映らないなんてことがあります。
これは、編集ソフトやパソコンと違い、DVDは映像全ては表示されないためです。
編集時のプレビュー画面に対して、80%〜90%のエリアがしっかり表示される部分だと思いながら編集をしてみてください。
市販のDVDやテレビなどでも、文字切れを防ぐためにセーフゾーンやセーフエリアと呼ばれる、確実に映る範囲に文字は入れるようにしています。
もし既に編集が完了していて時間がない場合、裏技もあります。
〜【裏技】〜
書き出したmp4やMOVなどの完成映像を再び編集ソフトに取り込み、サイズを80%〜90%になるように縮小し、DVDに書き出す。
実際にDVDを自宅や会場で再生してみて、ちょうど良いサイズを探してみてください。
これは最終手段ですが、文字が切れてしまうというのは防げます。
披露宴会場のスクリーンで流すプロフィールムービー(生い立ちビデオ)ですので、文字が切れていると見ている人も集中できないですよね。
②データが消えた・フリーズして編集ソフトが動かない
普段お仕事やプライベートで使用しているパソコンは、基本的に映像編集用にスペックを上げたものではない場合も多いと思います。
OS・CPU・メモリ・グラフィックボード・ストレージなど、映像編集は様々なパーツに負荷がかかるため複雑な編集をするほど、パソコンの余力がどれほどあるかが重要になってきます。
とは言っても、プロフィールムービーを自作するためにパソコンを買い換えていたら、費用もかかりますし、自作して節約しようと思っていたのに高くなってしまった、という結果になり兼ねませんよね。
データが消えたり、フリーズして編集ソフトが動かない場合の対策をお伝えします。
【データが消えた】
編集中のデータが消えるというのは、多くの場合実際に消えた訳ではありません。
ストレージ(HDDやSSD)は、壊れる事もありますが基本的には収納したフォルダが行方不明という場合が多いのではないでしょうか?
編集ソフトを立ち上げて、写真を取り込んだり編集を進めていたけど前回どこに保存したかわからない、素材が無いと表示されるなどの場合が多いです。
まず、初心者の方にオススメなやり方としては、デスクトップに一つフォルダを作ります。
「プロフィールムービー制作フォルダ」などのフォルダを作成し、その中に「写真素材」「BGM」「テキスト」「書き出し」などの小フォルダを作っておきましょう。
そうする事で、確実にパソコン内のどこに何があるかが分かります。
間違っても、USBやSDカードから直接編集ソフトに素材を取り込むという事はせず、必ず一度上記フォルダ内へコピー&ペーストするなどして保管してから編集ソフトへ取り込みましょう。
また、パソコンも壊れる可能性がありますので、作業した時間を無駄にしないためにも、パソコン本体にあるフォルダを丸ごと外付けHDDなどにバックアップする事も大切です。
【編集ソフトがフリーズした】
プロフィールムービーの自作中に編集ソフトがフリーズしてしまう事もあります。
その場合、作業した編集データが保存されないままシャットダウンという場合もあります。
大抵のフリーズはパソコンのスペック不足だと思ってください。
特にグラフィックボードやメモリなどは編集作業中は負荷がかかりますので、そもそもスペックがギリギリのパソコンで編集している可能性もあります。
とは言っても今あるパソコンでなんとかしなければいけないという場合の裏技をお伝えします。
〜裏技〜
裏技1:再起動後、編集ソフトだけを立ち上げ作業する
一度再起動してから、編集ソフトだけを立ち上げ、その他のソフトやタスクを終了して作業します。
ネットも切断しておく事で、作業中には必要のない通信作業を無くせるので少しでも負荷を減らすことができます。
裏技2:写真をリサイズしておく
パソコンにかかる負荷は、写真のリサイズでも減らす事ができます。
iPhoneで撮影した写真や一眼レフの写真など、ほとんどの写真は完成するDVDに必要な画素数よりも大幅にデータ量が多いです。
そのため、実際にはもっと低画質でも良いのに、無駄に高画質な画像データを編集ソフトで動かしたりすると負荷がかかります。
編集ソフトに取り込む前に画質をリサイズ(落とす)事で、そのまま取り込むよりもサクサクした編集が可能になります。
ズームやエフェクトをかけて編集をすると思いますが、そう言った編集をしたとしてもDVDに必要な素材としても写真の画質はもっと小さくてOKです。
「写真 リサイズ フリーソフト」などで検索してみてください。
裏技3:順序立てて編集する
低スペックのパソコンで複雑な編集を可能にする裏技があります。
まず、写真と音楽を取り込んで順序や動きを最後まで完成させます。
その段階で一度映像を書き出し、mp4やMOVなどのデータにします。
そのデータを再度編集ソフトに取り込み、生い立ちのテロップを入れて行きます。
そうする事で、編集中の負荷や書き出し時の負荷が減るため、プロフィールムービーに必要なエフェクトやテロップも入れつつ、スペックが足りない場合でもやりたい編集が出来てしまうのです。
いかがでしたでしょうか?
結婚式の定番アイテムとなった、披露宴中のプロフィールムービー(生い立ちビデオ)は、費用対策(節約術)で自作する方も多いようです。
大切な結婚式準備の時間を無駄にしないためにも、今回お伝えした注意点や裏技を活用してみてくださいね!
この記事は結婚式持ち込み撮影業者のROYAL MILK WEDDINGが執筆しました。